ニュース:ブッカー賞でアイルランド出版社から出た本が受賞可能に
ニュースソース
ざっくり中身紹介
UKの文学賞である「マン・ブッカー賞」で、アイルランドの出版社から発売された小説であっても選考対象とすることが決定。
ざっくり補足説明
マン・ブッカー賞とは
ブッカー賞(ブッカーしょう)はイギリスの文学賞。世界的に権威のある文学賞の一つ。(ブッカー賞 - Wikipediaより)
マン・ブッカー賞の「マン」はスポンサーの名前です。出光音楽賞の出光部分。
アイルランドでの反応
私が見た範囲ですが、結構なお祭り騒ぎになっていました。
これまで選考対象はUKで出版された、英語の長編小説でした。つまり、アイルランドで出版された英語の長編小説は対象外となります。
実際に、過去Tramp press(アイルランドの出版社)から出た作品が不適格とされ、同作品のUK版が受賞…という事態があったそうです。ちなみにその作品の作者はアイルランド人。
確かにちょっと不思議に思っていたんですよね。アイルランドの作者でも、調べてみるとUKの出版社から本を出していることが多少あったので。出版社の所在地で受賞可不可が決まってしまうなら、それは考えてしまうような気がします。もちろんそれだけではないのでしょうが。
ともかく、これでブッカー賞において、アイルランド作者の小説をアイルランドの出版社から出すデメリットはなくなりました。国の経済活性化にもつながるでしょうし、これは本当に嬉しいニュースかと思います。