ニュース:末期がんの作者のために購買運動が行われる
ニュースソース
概要
以前より癌闘病していた作家のEmma Hannigan(エマ・ハニガン)が、手の施しようがなくなったとブログで報告。それを受け、親交のあった作家たちがツイッターなどでハニガンさんの新刊を宣伝。
補足
新刊:Letters to my Daughters
この本、そのうちに紹介しようと思ってすでに下書き状態にはなっていたのですが、ニュースで先に言及することとなってしまいました。
あらすじとしては、
今では独立して各地で立派にやっていっている3姉妹がいた。彼女たちはナニー(シッター+家庭教師的な存在)を母代わりに慕っていたのだが、そのナニーが亡くなったとの報せが届く。遺言状があるというので3姉妹は故郷ダブリンへ集合する。
一見幸せそうに見える3姉妹にもそれぞれ秘密があったり、遺言状は3姉妹へ向けた助言だったり。心温まる家族ものです。
この本をセールストップにしようと、他の作家さんたちが働きかけて今回の報道のようになったとのことです。EasonというアイルランドのECサイトでこの本を買うとハニガンさんと同じ乳がんの研究などを行う慈善団体(Breast Cancer Ireland)へ寄付されるとか。この団体をどう説明するかすごく悩んだのですが、日本乳癌学会に近いものがあるかもしれません。ただ日本からEasonで買い物をするのはだいぶハードルが高いですね。
もしこの運動に共感した、もしくは本に興味を持った方は↓からどうぞ
Letters to My Daughters: A mother's love always lights the way home (English Edition)
なお、これだと私のアフィリエイトになってしまうので嫌な方はこちらからどうぞ
出版社は(当然ですが)内容にもお墨付きとのツイートをしていました。
Emma Hanniganさんについて
概要でも書いた通り、長いこと癌と闘病してきた方です。上記本以外にも心温まる感じの小説を複数書いています。また、闘病記の出版もされています。
記事元にある通り彼女のブログでは現在の心境などが綴られています。
「今回の本が彼女の遺作となる」と記事元には書かれていて、事実なのでしょうが、何とも言えない気持ちです。