6&4

アイルランドの本(小説・児童書・YA)を紹介するブログです。

BORD GÁIS ENERGY SPORTS BOOK OF THE YEAR 2018ショートリスト作品

An Post Irish Book Awardsの1部門であるBORD GÁIS ENERGY SPORTS BOOK OF THE YEAR 2018。

スポーツ関係のノンフィクションが選ばれます。

An Post Irish Book Awardsについては↓

rokuyon64.hatenablog.com

受賞作品

GAME CHANGER(by CORA STAUNTON & MARY WHITE) 

Game Changer (English Edition)

Game Changer (English Edition)

 

ゲーリック・フットボールの選手Cora Stauntonの自伝。ゲーリック体育協会(GAA)のアイコン的存在でもある。母の死やチームメイトとのいざこざなどを赤裸々に語っている。

ポジションはフォワードだそうです。身長172cmなので、かなり体躯に恵まれた選手なのでしょうね。ゲーリック・フットボールフットボールと多少ルール等が異なるアイルランド発祥のスポーツです。野球派なので詳しくはわからん。

ノミネート作品

THE HURLERS(by PAUL ROUSE) 

The Hurlers: The First All-Ireland Championship and the Making of Modern Hurling (English Edition)
 

1882年、ハーリングはすっかり衰退していた。ゲーリック体育協会(GAA)の黎明期や政治との関わりからハーリングの歴史を綴った本。

ハーリングも上述ゲーリック・フットボールと並びアイルランドで人気のスポーツです。なんでしょうね、ラクロスのようなホッケーのような。文学作品を読んでいても、ちょこちょこ言及があるスポーツです。

AT ALL COSTS(by DAVY FITZGERALD & VINCENT HOGAN) 

At All Costs (English Edition)

At All Costs (English Edition)

 

ハーリング選手、現監督のDavy Fitzgerald氏の自伝的本。選手として2度、監督として1度全アイルランドのトップになっている彼が現役時代を振り返る。

単なる自伝というより、高いパフォーマンスをして成功をおさめるためのハウツー本的要素も持っているようです。

FIGHTER(by ANDY LEE & NIALL KELLY) 

Fighter (English Edition)

Fighter (English Edition)

 

アイルランドボクサーとして初めて世界タイトルをとったAndy Leeの回顧録。ボクサーを志したときから最も慕っていたコーチを失うときのことなどを詩的な文章で語る。

上記本もそうですが、著者が連名になっているのは大体にして本人と取材して書き起こした記者という形になっています。

SEÁN CAVANAGH: THE OBSESSION, MY AUTOBIOGRAPHY(by SEÁN CAVANAGH & DAMIAN LAWLOR) 

Seán Cavanagh: The Obsession: My Autobiography (English Edition)

Seán Cavanagh: The Obsession: My Autobiography (English Edition)

 

ゲーリック・フットボールの有名選手Seán Cavanaghの自伝。

こうしてあらすじを書いていると本当にゲーリック・フットボールハーリングの本ばかりですね。アイルランドでの人気の高さがうかがえます。

DRIVEN(by ROSEMARY SMITH & ANN INGLE)

Driven: A pioneer for women in motorsport ? an autobiography (English Edition)

Driven: A pioneer for women in motorsport ? an autobiography (English Edition)

 

女性モータースポーツ選手のパイオニア的存在Rosemary Smithの自伝。スポーツの話や自身のキャリアだけでなく私生活まで赤裸々に語る。

本当にモータースポーツ系門外漢すぎてわからないのですが、たぶんF1とかの方かな…と思います…たぶん。