紹介:Grace after Henry
本情報
Grace After Henry: A funny and poignant novel, perfect for fans of Marian Keyes (English Edition)
- 作者: Eithne Shortall
- 出版社/メーカー: Corvus
- 発売日: 2018/05/03
- メディア: Kindle版
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ジャンル:恋愛、死
ページ:432
*Kindleだとプロローグ~2章まで試し読みできます。
あらすじ
Grace(グレース)はいつだって恋人のHenry(ヘンリー)と一緒だった。……たとえ、ヘンリーが死んでいても。
ヘンリーが死んだのは2カ月前。以来グレースは心に空いた穴を埋められずにいた。そんな時、Andy(アンディ)に出会う。グレースはどういうわけか、アンディとヘンリーをほぼ同一視してしまう。徐々にアンディへ惹かれていくグレース。それはヘンリーへの裏切りになるのか、グレースは悩んでいく。
試し読みしての感想
2人はラブラブ
構成として、プロローグにてグレース視点、ヘンリー視点。数週間経ったグレース視点から本編が始まります。プロローグで2人は新居を見に行く予定でした。グレースがヘンリーを待っている間、ヘンリーがグレースの元へ向かう間、これでもかというくらいノロケのオンパレードです。2人の出会いは学生時代にさかのぼるそうで、なれそめもたっぷり。
それだけにヘンリーの死がグレースに与えた衝撃は大きなものでした。ヘンリーと住むはずだった家を買い、1人で暮らしはじめます。そして引きこもります。近所の中国人に「夜しか出歩かないなんて吸血鬼なのか?」と聞かれるくらいなので、その塞ぎようはこっちまで悲しくなってくるほど。
お互いここまで想い合える恋人が出来るのは素晴らしいことだと思いつつ、それだけに失ったときの反動が強そうですね。それこそ自分の人生を捨ててしまうくらいには。
すこし不思議?
あらすじを読む限り、ヘンリーは死後、違った形でグレースの元へ現れるみたいです。悲しみのあまり気が狂ってしまったわけではないようですが…その理由などは語られるのでしょうか。ただのロマンス物以外としても楽しめそうです。
著者について
作家・ジャーナリスト。ラジオのパーソナリティを務めていることも。
今作が2作目です。公式HPはこちら→Eithne Shortall – Eithne Shortall
今だとサイトのアイコンがGrace After Henryの表紙の一部になってますね。細かい。