紹介:The Lost Soul of Eamonn Magee
本情報
ジャンル:伝記
ページ:320
あらすじ
アイルランドの元ボクサー、Eamonn Magee。彼の人生は幼い頃から波乱に満ちたものだった。IRAと関わりのあった青年時代、酒、ドラッグ、賭け。まるで映画の物語のようなその生き様を、ジャーナリストである著者が描く。
試し読みしての感想
キリっとした文体
内容の影響もあるのでしょうが、なんだかハードボイルドでかっこいい文章でした。書き出しすら少し凝っているというか、映画の始まりのようです。
そして何より、著者がEamonn Mageeという人物、ボクシング選手を尊敬し愛してやまないということが文章から伝わってきます。誰か人物について文章を書く時に、著者がどれだけの愛をもって描くことができるのか。それって1番大事な気がします。
寡聞にして題材となっているボクサーも、ボクシングについてもよく知りません。ですが、試し読みのたった数ページだけでもMagee氏が魅力的に思えました。渋い。
著者について
Paul Gibson