紹介:Titanic:True Stories of her Passengers, Crew and Legacy
本情報
Titanic: True Stories of her Passengers, Crew and Legacy
- 作者: Nicola Pierce
- 出版社/メーカー: The O'Brien Press
- 発売日: 2018/04/02
- メディア: Kindle版
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ジャンル:ノンフィクション、歴史
ページ:240
あらすじ
世界で一番と言っていいくらい有名な船、タイタニック。この船がベルファストに帰ってこなくなるとは誰も思っていなかった。
タイタニックの内装や沈没当時に乗船していた人たちの話を章別に解説した本。
試し読みしての感想
タイタニックは北アイルランドで建造
造船所のあったベルファストにはタイタニック博物館もあります。世界最大のドライ・ドッグがある街だそうです、ベルファスト。
タイタニックには姉妹船が存在します。オリンピックとブリタニックという名前ですが、それもベルファストで建造されました。タイタニックは処女航海で沈没してしまったせいなのか写真があまりなく、この本ではオリンピックの写真が部分部分で代わりに使われています。
本の構成
まずタイタニックの構造などをざっくり解説、沈没までの流れを年表で明示してくれています。そこから1章、船員(船長)の話が始まり、次に乗客それぞれにスポットライトを当てた構成になっているようです。
映画の印象が強く、どこか物語のように受け取ってしまいがちなのですが、タイタニック号沈没は紛れもない史実であり、約1500人が無くなった大惨事なんですよね。読み出しだけでも、出発日の空気とか空とかを想像してしまって何だかやるせない気持ちになりました。
著者について
Nicola Pierce
1969年ダブリン生まれ。子ども向けをメインに活動されているようです。デビュー作もタイタニックのお話ですね。髪の色がすごいファンキーなピンクでした。