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アイルランドの本(小説・児童書・YA)と気になったニュースを紹介するブログです。

紹介:Walking Wounded

本情報

 

Walking Wounded (English Edition)

Walking Wounded (English Edition)

 

ページ数:272ページ

ジャンル:戦争、心理(トラウマ )

文章:やや難しい(医療用語あり)

Kindleだと~2章まで試し読みできます。

あらすじ

舞台はノースフィールドの精神病院。精神科医Daniel Carter(ダニエル・カーター)はビルマから戻ってきたDavid Reece(デイビッド・リース)を診ることになる。デイビッドはビルマでの戦争経験から心をひどく病んでしまっていた。

戦争の悲惨さを描くとともに、治療という名のもとに犠牲にされるものとのジレンマを書く。事実を元に描かれたフィクション。

試し読みしての感想

話は3部立て

目次を見ると

パート1:ノースフィールド1947年6月~7月

パート2:マンチェスター1946年11月~1947年5月

パート3:ノースフィールド1947年8月~9月

この時系列で話が語られていくようです。ノースフィールドのパートは精神病院が舞台なのでしょうが、パート2だけイレギュラーですね。章題も他がチャプター1、2……と進んでいくのに対し、My Motherなどと少し変わっています。

試し読みの範囲では情景描写が主

病院や周りの描写がたっぷりされているのでまるで目の前にあるかのように想像できました。全体的にしっとりした文章に感じます。内容が内容ですし…。

はからずも「ローズと秘密の頁」と被る部分がありますので、映画を見て当時の精神病院などに興味を持った方にいいのではないでしょうか。巻頭に作者挨拶として参考文献も載っています。

著者について

イングランド生まれ、北アイルランド在住。

普段はラジオドラマや短編小説を主に書いているそうです。