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アイルランドの本(小説・児童書・YA)と気になったニュースを紹介するブログです。

紹介:The Liar's Girl

本情報

The Liar's Girl (English Edition)

The Liar's Girl (English Edition)

 

 ジャンル:ミステリー

ページ:330

Kindleだと3章?まで試し読みができます。

作者のHPにおしゃれなPVありました。↓

youtu.be

あらすじ

Will Hurley(ウィル・ハーレー)は魅力的な学生でありながら、連続殺人犯でもあった。19歳の時に釈放され、病院に入れられていた。

そんな中、ウィルの犯行によく似た殺人事件が発生した。警察はこれを模倣犯とみてウィルに助言を求めたが、ウィルは代わりに告白しなければならないことがあると言い出した。しかもその告白はある人物にしかしたくないという。

ウィルの指定した人物――Alison Smith(アリソン・スミス)はかつて親しかった女性をウィルに殺され、そのトラウマからやっと克服したばかりだった。

試し読みの感想

いきなり始まる

目次なし、初っ端ページ上部ギリギリから文章が始まります。こういうスタイル初めて見た。

目次があると物語の流れにある意味心の準備が出来ます。その本を読むかどうかは目次で決めろと言う人もいますね。そんな中、目次がないと何が起きるか、誰の視点で進んでいくのか全くわからないのですごくハラハラ感がありました。目次なしはサスペンス系と相性がいいのかもしれません。

ウィルとアリソン

試し読み範囲では1章がパーティの話、2章がウィルの現在(入院中)、3章アリソンの現在(日常)が描かれます。

ウィルは凶悪犯罪者とのことですが、描写を読む限り天才肌のようです。ミステリー物ではありがちと言えばありがちなのでしょうか。小説の登場人物といえど底が見えなくて少し恐ろしい人物です。もちろん、そこが魅力でもありますね。

もう1人の主人公?アリソンは過去のトラウマを抱えながらなんとか日常生活を日常として過ごしていこうとしている健気な女性です。過去に何があったか、は詳しく語られないのですが「何かあるんだろうな」というのが言葉の端々ににじみでていました。

2人とも現実の人間のように多面性や深い本質を持っている感じがありました。キャラ造形が巧みなんでしょうね。

著者について

コーク州生まれ。今作は2作目。自費出版含めると3作目?なのでしょうか。

オランダの旅行会社やフロリダのディズニーワールドのホテルで働いていたこともある面白い経歴の方みたいです。そういえば今作でもオランダに移住した人の話が出てきていました。