ニュース:深海魚の胃からプラスチック粒子が発見される
ニュースソース
概要
NUI Galway(アイルランド国立大学ゴールウェイ校)の最新の研究成果。大西洋の北西部で調査した結果、233匹の深海魚のうち73%の胃からプラスチック粒子が発見された。
(さて何匹の魚からプラスチック粒子が発見されたのでしょうか)
補足
NUI Galwayとは
名前の通り、ゴールウェイにある国立大学です。Wikipediaには日本語版も。
設立は1845年と歴史のある学校です。ジェイムズ・ジョイスの詩集初版が著者本人によって寄付されているそうです。見てみたい。
大学ランキングが何位で、という話は省きますが、アイルランドの中でも、国際的にも良い学校なのは間違いありません。
環境保全に努めるアイルランド
アイルランドはEUに加盟しています。そしてEUは、プラスチックゴミの削減に努めています。2030年までにコーヒーカップやストローも禁止になるそう。
そういうこともあって、アイルランドはプラスチックゴミ削減に努めています。世界で初めてレジ袋に税金を課しました。日本でもスーパーによってはレジ袋1枚2円です、といったようなことをやっていますが、あれを全国全店でやる感じです。別件ですが環境問題に関連して、化石燃料へもう投資しないという法案が、アイルランド下院で可決されています。
そんなアイルランド、今年になって、実はEUの中でもプラスチックゴミを大量に排出しているとして問題になっていました。大体1年で28万トン。今回の記事元も、環境問題への注意喚起を含めてのように思います。
日本だと年間で廃プラが約900万トン排出されていると環境省のサイトに載っていました。にわかに信じがたい…のですが、さすがに全て廃棄されているわけではありません。この中からリサイクルされ最終的に140万トンが未利用で廃棄されるそうです。
そのうちにアイルランドにも日本にもレジ袋一切禁止、コーヒーを買うならマイボトル持参すること、となる未来が訪れるのでしょうか。