紹介:WE'RE GOING TO THE ZOO!
本情報
ジャンル:絵本
ページ数:32
文章:読みやすい
*公式HPで8ページまで試し読みができます。
(The O'Brien Press - We're Going to the Zoo! By Sarah Bowie By (artist) Sarah Bowie)
あらすじ
Kitty(キティ)の姉Clara(クララ)はいつも退屈していた。その日パパが「動物園に行こう!」と言っても、興味があるのはレッサーパンダだけ。仕事でいないママのためにキティが動物の絵を描こうとするのに冷ややかな目を向けてくる。しかし動物園にはおもしろい動物がいっぱいいた!
試し読みしての感想
アニメみたいでかわいい
絵がカートゥーンのようでかわいい。主人公キティちゃんが絵を狂ったように描いているシーンがすごく魅力的でした。思わず笑ってしまうくらい。
最初にフルーツコウモリを見に行くところも良い。
家族のかたち
何の説明もなく、キティたちを動物園へ連れていってくれるのは父親です。そして母は一緒ではありません。理由はキティが「ママが仕事から帰ってきたら見せてあげよう」と動物の絵を描くことにしたシーンでわかります。
子どもたちのお出かけには母が一緒にいるもの、あるいは連れていってくれるものと固定観念を持っていたことに気が付きました。今は共働きも普通で、父か母、分担して子育てをするのですね。絵本でこうしたことを普通に描いているのはすごく大事なように思えます。親近感を持たせるために現状へ則しただけ、なのかもしれませんが。
著者について
兼業作家のようです。絵も文もSarah Bowieさんが手がけており、イラストレーターとしても活躍中。絵本は今作が2作目です。
アニメっぽいと思ったらコミックも描いているのですね。