ニュース:北アイルランドで2区が初めてアイルランド語強化地域に認定される
ニュースソース
概要
北アイルランドでアントリム州のベルファストとロンドンデリー州のCarntogherが初めて正式に「Irish Language Networks」として認定を受けた。
Foras na Gaeilge (FnaG)は今後5年から7年でますますアイルランド語の使用を増やしていきたい考えだが、予算上の問題もありすんなりとはいかなさそうだ。
補足
北アイルランドでのアイルランド語使用状況
先日、記事元と同じThe Journal.ieで「アイルランド国内のアンケートによると、北アイルランドでもっとアイルランド語を法的に保護するべきと考えている人が多数」とニュースになっていました。
これ↓
北アイルランドは英国連邦に所属しています。公用語は英語、アイルランド語、アルスター・スコットランド語と3つありますが、やはり英語が主に使われているようです。アイルランドのようにアイルランド語が義務教育となっているわけでもありません。
Foras na Gaeilgeとは
通称FnaG。アイルランド全島においてアイルランド語の広報を行う組織です。この組織が2014年から「Irish Language Networks」としてゲールタハト(アイルランド語が日常的に使用されている地域)外の地域を認定しています。それに選ばれた地域は1年間アイルランド語がもっと日常的に使われるよう推進することとし、FnaGもサポートしていく…という流れです。
記事元で出てきた「Go raibh maith agat」はアイルランド語で「ありがとう」、「Slán」が「さようなら」です。そういった簡単な挨拶からアイルランド語を使ってみましょうね~と。ちなみに読み方は、手元の「ニューエクスプレス アイルランド語」(白水社)ではそれぞれ「ゴ・ロ・マー・ガット」「スローン」となっています。ぜひ。
しかし厳しい現実もあるようでして、お金の問題はどこにいってもついてきますね。絶滅する言語ならそれまで、との考え方もあるのでしょう。しかしその言語があったから生まれた文化や物語もあったと個人的には思います。わたくしアイルランド語をがんばって勉強中ですので存続していってほしいです。