6&4

アイルランドの本(小説・児童書・YA)を紹介するブログです。

6月試し読みまとめ

Atlantis United 

Atlantis United: Sports Academy Book 1 (English Edition)

Atlantis United: Sports Academy Book 1 (English Edition)

 

ジャンル:スポーツ、児童文学

ページ:208

あらすじ:Joeは分かっていた。どんなにフットボールを愛していても、自分には才能がないことを。しかしJoeはとある島へ行き、そこで4人の子どもたちとチームを組むことになる。

シリーズもの1作目。フットボールとサッカーの違い(そもそも違いはあるのか?)すら分からない私でも案外楽しく読めそうだった。落ちこぼれ5人組がトッププレーヤーになっていくような流れだろうか。王道。

The Skin Nerd

The Skin Nerd: Your straight-talking guide to feeding, protecting and respecting your skin (English Edition)

The Skin Nerd: Your straight-talking guide to feeding, protecting and respecting your skin (English Edition)

 

ジャンル:美容、健康、ノンフィクション

ページ:288

あらすじ:スキンケアのエキスパートである作者が、肌を健康に導くためのアドバイスをまとめた本。

ずっと気になっていた本。作者は同名のサイト(肌についてのコンサルティングとストア)を運営している美と健康のスペシャリストであり正に肌オタク。「これを読むだけで肌が良くなるわけじゃない。読んで実践する、これが最初の1歩」だとか「肌は単なるアクセサリーではなく、体の健康状態を反映したもの。美容目的だけじゃなく健康目的に肌を整えるべき」など序盤から刺さる言葉がたくさん。

ただフォントが固定されていてKindleでは若干の読みづらさを感じた。おしゃれフォントだからしょうがないね。

Home To Cavendish 

Home To Cavendish (English Edition)

Home To Cavendish (English Edition)

 

ジャンル:歴史、家族

ページ:303

あらすじ:アイルランド内戦の最中、Cavendish家のEdithは日々に退屈していた。80年後、Elenoreは子どもの頃過ごしたCavendish家をゲストハウスに作り替えようとしていた。しかし家の中からEdithについての運命的な発見をする。

Elenoreは付き合っている男性(不動産デベロッパー)と一緒に事業を起こそうと考えているのだが、どう見ても騙されているようにしか見えない。妻とはもうすぐ離婚するから、そしたら結婚しよう。なんて常套句じゃないですか?

Elenoreの言う「Cavendish家には家自体に魂がこもっている」というのはすごく理解できる。

Ann Devine, Ready for Her Close-Up 

Ann Devine, Ready for Her Close-Up (English Edition)

Ann Devine, Ready for Her Close-Up (English Edition)

 

ジャンル:ユーモア

ページ:368

あらすじ:Annは末っ子まで育て切り、やっと人生に一区切りついた心地だった。しかしKilsudgeon Tidy Towns Committeeのメンバーに推薦され、また日々があわただしくなってしまう。

ドタバタ系コメディ。作者は現役芸人で、小説の語り口も軽やか。

他のレビューでは'Oh My God, What a Complete Ashling'に似た雰囲気と評されていることが多かった。

Bringing Death to Life 

Bringing Death to Life: An Uplifting Exploration of Living, Dying, the Soul Journey and the Afterlife (English Edition)

Bringing Death to Life: An Uplifting Exploration of Living, Dying, the Soul Journey and the Afterlife (English Edition)

 

ジャンル:スピリチュアル、セルフヘルプ

ページ:384

あらすじ:私たちは死を特別なものにしがちである。それを捨て去って、普通のことのように、当然のように死を受け入れるにはどうしたらいいか。複数の著者が自身の体験と共に語る。

セルフヘルプ・ブックなんてジャンル初めて知った。グーグルさんが言うので間違いはないだろう。

非常に丁寧な語り口で、最初は著者全員がかわるがわる自己紹介と「死」について向き合った体験を語る。親の死がきっかけ、という人が多い印象。天使などのスピリチュアル話も出てくるらしい。